投稿

Network AdapterのNoGuestControlの表示(PowerCLI)について

イメージ
  きっかけ Broadcom Community に以下の投稿があったので回答がてら調べてみた NoGuestControl という項目について | Japanese     事象 PowerCLI で仮想マシンの Network Adapter の ConnectionState を参照した際に、 GuestControl となっているものと、 NoGuestControl となっているものが存在する   事象例:(上記コミュニティ記事の例をそのままコピペ) PS C:\Windows\system32> get-vm xyz | get-networkadapter | select-object *   MacAddress       : 00:50:56:9d:cc:99 WakeOnLanEnabled : True NetworkName       : vlan009 Type              : Vmxnet3 ParentId          : VirtualMachine-vm-113668 Parent            : tssv-maki-win2019 Uid               : /VIServer=test-user@abc.co.jp:443/VirtualMachine=VirtualMachine-vm-113668/              ...

Aria Operations for Logs で任意のイベントを通知する

イメージ
  はじめに vSphere で発生するイベントはアラーム定義で通知設定をすることで監視が可能となる。 しかし、アラーム定義に存在しない or 設定できないイベントを通知するためには、アラーム定義以外の方法を活用する必要がある。 また、 GUI からアラーム定義のすべてに対して通知設定をするのが手間な場合もある。 今回は VVF/VCF に付属する Aria Operations for Logs を利用して、それがの未定義のイベントを検知&通知する方法を紹介する   今回の目的 Aria Operations for Logs で vSphere のイベントを収集し、アラーム定義で設定ができないイベントを定期的にテキストでクエリし、ヒットした場合はメール or Webhook で通知する       Aria Operations for Logs のインストール   Aria Operataions for Logs は OVA 形式で Broadcom Support Portal からダウンロードが可能である。 ダウンロードの手順と、 OVA のデプロイの手順は割愛する。 ネットワーク設定などは OVA デプロイ時のウィザードで設定が可能である。   OVA デプロイ後に起動をすると、設定した IP アドレスで初期セットアップ画面にアクセスできるようになる   「次へ」をクリックして先にすすむ。     今回は完全に新規なので、「新しい展開の開始」を選択する。     この画面で 2 ~ 3 分待つ。     E メールは入力しなくてもよい。 Admin パスワードを入力して先に進む。     ライセンスキーがある場合は入力する。 評価のみの場合はスキップで先に進む。   システム通知先を設定できる。あとからデモ設定は可能。 設定せずに先に進むことができる。   次に NTP 設定画面に移る。 デフォルトで vmware の NTP ...

VCSAのUpdate をためす

イメージ
  概要 vCenter 8.0U1 から 8.0U2 への Update をためす     実施手順 vCenter の VAMI GUI ( TCP 5480 )からの実施した。 https://vCenter:5480 にブラウザでアクセスすると VAMI GUI にログインできる。   左側のナビゲーションから Update を選択すると、自動的にインターネット接続にて最新の vCenter Update の情報を取得してくる   バージョンの一覧が表示されたら、ターゲットバージョンを選択して STAGE ONLY か STAGE AND INSTALL を選択する   STAGE ONLY を選択すると任意のタイミングで INSTALL が可能になる STAGE 完了後に INSTALL を押下して Update を開始する あとはウィザードの通りに一本道に進めていく。 途中で自動的に再起動し、 20 ~ 30 分で完了する    

AnsibleでvSphere上に仮想マシンを大量展開する

イメージ
この投稿は、 vExperts Advent Calendar 2024   の  2 日目です。 本当はvSAN関連で別のネタを用意していたのですが、パブリックに公開するにしては内容的にちょっとアレな気がしたので、没ネタについては機会があればオフラインイベントでご紹介しようかなと思います。 紆余曲折ありましたが、今年は少し角度を変えてAnsibleネタにしました。 仮想マシンを大量展開 検証用途などで大量にVMを展開したいケースなどあると思います。 一般的には PowerCLI で実施するケースが多いと思いますが、個人的には PowerCLI は好きじゃないので Ansible でやってみます。     Ansible で for 文ライクな繰り返し処理を記述する  AnsibleのインストールやVMwareモジュールの使い方などについては前回、前々回のブログをご参照ください。 #前回ブログ URL https://itorwar.blogspot.com/2024/05/how-to-use-ansible-vmware-module.html  #前々回ブログ URL https://itorwar.blogspot.com/2024/05/how-to-use-ansible-module-for-vxrail.html   Ansible で for 文のような繰り返し処理を記述するには loop や with_items ディレクティブを利用することで可能となります。 for 文のような整数のシーケンスを生成するためには、 range ファンクションを使います。 どうやら最近は loop 変数のほうが主流なようですが、本記事では with_items ディレクティブを利用しています。 Ansible は細かい仕様や文法を知らなくても利用できる点が魅力だと思っておりますので、細かい解説はしません(というか知らない)。 ループをさせたいタスク内に with_items ディレクティブを記述すると、 with_items 内で指定したシーケンスの数だけ繰り返しされます。 シーケンスはタスク内の item 変数に格納されて繰り返し処理のたびに違う変...