投稿

11月, 2021の投稿を表示しています

vSAN 7U3 の Intelligent Cluster Shutdown&PowerUp と VxRail Cluster Shutdown&PowerUpを比較してみた。

イメージ
 vSAN 7U3 での Shutdownに関するエンハンスメント 何が変わったか それまで煩雑だったvSAN Cluster の Shutdown 手順が vSAN 7U3 の新機能によって簡易化されました。 参考: https://core.vmware.com/blog/vsan-7-update-3-whats-new    従来のやり方(Manual Shutdown)では、vSAN Cluster上のすべての仮想マシンを停止したのちに、ESXiをメンテナンスモードに入れる前に、手動でScriptを実行する必要がありました。 また、PowerUp の際も、ESXi をメンテナンスモード解除した後で、同様に手動で Script を実行する必要がありました。vSAN 6.7U3 より未満の Version では、すべての ESXi でこれを実施しなくてはならず、かつ Script も VMware のサイトからダウンロードし全 ESXi に配置し、かつそれを時刻同期した状態で Cron で実行する必要がありました。 vSAN 6.7U3 以降では、Script が更改され、自動化が進み、かつデフォルトで ESXi に内蔵されました。しかも、vSAN Cluster 内の任意の1ホストで実行するだけでよいため、それまでと比べて非常に簡易化されましたが、依然として CLI ベースの対応が必要であり、エンドユーザにとっては難しい場合もありました。 今回の vSAN 7.0 U3 では、従来の CLI ベースの Shutdown 手順から、GUI での Shutdown が可能になりました。自動化も大きく進み、Shutdown と PowerUp の両手順において、わずか数クリックで完了できます。 そもそもなぜ CLI ベースの Shutdown が必要だったか。 vSAN には、以下の KB で説明される不具合があり、過去すべての Version で該当します。この不具合は2018年に報告されていますが、最新版でも直っていません。 A simultaneous reboot of all hosts in the vSAN cluster may result in data unavailability after a single failure (60424)

vMotionでVDSの互換性を無視する方法

イメージ
大したナレッジではないですが個人的なメモを兼ねて。  参考: Migrating a virtual machine between two different vDS version (79446) (vmware.com) https://www.virtuallyghetto.com/2018/09/vmotion-across-different-vds-version-between-onprem-and-vmc.html ターゲット側のVCSAで以下を設定する vSphere Client (or vSphere Web Client) にログインし、Navigater Pane にある vCenter の インベントリを選択する 設定ー>詳細設定を選ぶ config.migrate.test.NetworksCompatibleOption.AllowMismatchedDVSwitchConfig を trueにする。(下図参照。vSphere Web Client の場合)