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InfraVMを指定して、vSAN APIでCluster Shutdownを試みる

  背景 想定外停電時など、 UPS と連携して API 経由で自動的に vSAN Cluster をシャットダウンするスクリプトを作成したい。 環境は内部 VC 構成であり、かつクラスタ内に AD/DNS およびスクリプト VM といったインフラ VM が存在する条件でも API でシャットダウンできるようにスクリプトを作成したい     参考サイト PerformClusterPowerAction vSAN Management SDK for Python   前回ブログ   スクリプトの解説   実行環境の準備については 前回のブログ を参照願いたい。 samplecode にある vsanclustershutdownsamples.py コピー&編集して差分が以下になるように作成した     # diff vsanclustershutdownsamples.py vsanclustershutdownsamples_internalVC_with_InfraVMs.py 93c93,96 <                 print("FAIL:", test.testName) --- >                  if test.testName == 'VMware vCenter appliance is deployed on this vSAN cluster': >                     ...

VLAN Trunkの設定とVLAN統計の取得

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  記事の概要 ネスト構成などで役に立つ VLAN Trunk の設定と VLAN 統計情報を取得する方法を紹介する       関連ドキュメント ・ KB 仮想スイッチ、物理スイッチおよび仮想マシン上の VLAN 構成         vSphere における VLAN タギングの種類   vSphere における VLAN タギングの方法は以下の 3 種類がある         上記 3 つの中で最もメジャーな手法は VST である。 この方法であれば、 Uplink ポートを複数の VLAN で共有でき、かつ GuestOS に特別な設定をする必要がないというメリットが大きい。   EST は物理スイッチ側でタギングをする必要があるため、いわゆるポート VLAN 方式という形になる。そのため VLAN 毎に物理ポートを分けなければいけないため、仮想化によってリソースを統合していることの恩恵が弱くなる。 ひと昔(ふた昔?)前であれば 1GbE の NIC を多く積む構成も見られたが、近年では 10GbE 以上の NIC で複数のトラフィックを統合する構成が主流なため、 EST が用いられるケースは見たことがない。   VGT は VST と異なり GuestOS 側でタギングを行い、仮想スイッチはすべてトランクポートとして動作する方式である。 この方法は GuestOS 側で VLAN をタギングの設定をする必要があるため運用 ・ 管理上の手間が大きくなる。 しかしながら、 EST と異なりこの手法には一部の状況において、 VST に対する明確なメリットが存在する。   メリット①: GuestOS が 10 以上の VLAN を扱いたいケース vSphere の制限として、仮想マシンが接続可能な vNIC は最大 10 となっている。 これは推奨や設計上としての上限(ソフトリミット)ではなく、ハードリミットとなっている。そのため、 10 以上の vNIC を構成しようとするとエラー...

vSAN OSA更改時の考慮事項

  この投稿は、 vExperts Advent Calendar 2025 の 8 日目です。 文字ばかりですがご容赦ください     この記事の概要 VCF9 のリリースによって vSAN OSA の一部の Hybrid 構成が Deprecate になった。 そのため、 OSA 環境の更改においては ESA へのトランジションの検討が盛んになっている。 一方で、 ESA へのトランジションにおいては、 HCI のメリットの一つであるシームレスな更改手法(玉突き方式)がつかえない、といった 考慮事項も存在する。 本記事では、 vSAN クラスタの更改時によくある考慮事項を紹介する。   想定既存環境 以下のようなサンプル環境の更改を想定する   vSAN OSA クラスタ( vSAN Ready Node 、クラスタ内の全ノードが更改対象) ライセンスはリテール版を利用し、 HW と更改時期がずれているため、更改対象ではない。 外部ストレージは無し TOR スイッチの HW 更改の対象に含める   ※ OEM ライセンス利用時や、 vSAN Ready Node より上位となる専用アプライアンスを利用している場合、 ライセンスや保守サービスにかかわる考慮事項が追加され、より複雑となることがあるが、本記事では考慮しない。   更改パターン   移行方法とストレージアーキテクチャをベースに大別すると以下の 4 パターンが考えられる。   OSA 玉突き更改 OSA 新規クラスタ ESA 新規クラスタ 分離型新規クラスタ( vSAN MAX or 外部ストレージ)   更改パターンを選択する際の考慮事項を次項に列挙する     考慮ポイント 実績と安定性 OSA と外部ストレージ構成は実績や安定性の観点で申し分ない ESA も 2022 年にリリースされて以来、大きな不具合もなく現在に至る印象があるが実績の面では OSA や外部ストレージが勝る トラブルシューティングに関しても OSA/ ...