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1月, 2021の投稿を表示しています

vSphereのアラーム定義で一覧にないEventのアラームを定義する方法

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  **** 留意事項 ***** こちらのブログの内容はDECN(Dell EMC Community Network)に投稿されたブログの再掲です。 DECNが近い将来に廃止となるためこちらに移行させていただいております。 内容についてはオリジナルの執筆当時のものとなりますので最新ではない場合がありますがご容赦ください。     ある特定のEventを検知したいのにアラーム定義の一覧にそのEventがない! といった経験はないでしょうか?   具体的には以下で参照できる一覧のことです。       vCenterにはデフォルトでアラームが定義されていて、多くの場合はそれで問題ない(通知設定は必要)場合が多いと思いますが、 デフォルトにないEventをアラームで検知したい場合などは自分でアラーム定義を追加することが可能です。 その際に検知したいEventを上記リストから選ぶ必要があります。 しかしながら検知したいEventがリストになくて断念、、、といったパターンもあるのではないでしょうか?           例えばですが、VxRailの過去のVersionでは、 /tmpや/varといったESXiのRAMDISK容量が枯渇する不具合がありました(※修正済み)。 シナリオとして、Fixが出る前の段階では暫定対策としてこのEventをすぐに検知して対処したいと考えるのは自然なことです。 この場合、対象となるEventとして、   "RAM ディスクがいっぱいです。" "RAM ディスクのファイル テーブルがいっぱいです。"   といったEventがvCenterには存在しますので、これらのEventについてアラームを定義できれば目的は達成されます。   しかしながらvSphere web clientから新しいアラーム定義としてこのEvent通知を定義しようにも、上記のEventがリストにないので設定することができません。 このような場合はどうすればよいでしょうか?             実は上記の例のようにすでに設定したいvCenterのEventが明らかになっている場合は対象のEvent IDを直打ちすることで設定が可能になります。   何を言っているの?と思われるかもしれませんが、実はアラーム定義の対象Eventはリ

ブラウザの英語表示設定

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  この記事では、VxRail Manager GUI/ vSphere Client (HTML5) / vSphere Web Client/Host Client/ Dell EMC FTPサイトなどのGUIを英語にする方法を紹介します。     ###ブラウザの英語表示設定 ### Google Chromeの場合 Internet Explorer(IE)の場合 ###vSphere Client (HTML5)の英語表示設定 ### ###vSphere Web Client (Flash版)の英語表示設定 ### ### VxRail Manager GUI の英語表示設定 ###     ###ブラウザの英語表示設定 ### ※vSphere Web Client / HostClient/ Dell EMC FTPサイトの場合の英語表示方法   Google Chromeの場合     1.Google Chromeの右上のアイコンから設定を選びます。              2.開かれた画面で一番下まで行き、詳細設定をクリックして展開します。     3.”言語”の設定項目を探して、”言語を追加”から英語を追加します。     4.英語が追加できたら右側のアイコンから序列を変更し、英語が一番上に来るようにします。     5.英語が一番上にきたら再起動ををクリックします。(Chromeが再起動します。)     6.(vSphere WebClientの場合のみ)再度Google Chromeが起動されたら、以下のようにLocaleを指定する形でWebClientにアクセスします。 https://<Web Client Server>:9443/vsphere-client/?locale=en_US   ※上記後もWebClientの表示が英語にならない場合は、一度WebClientをログアウトしてログインしてみてください。 その他ブラウザの再起動やキャッシュのクリアなどを試してください。         Internet Explorer(IE)の場合   1.IEからインターネットオプションを開き、全般>言語をクリックしてください。       2.言語の優先順位の設定をクリックしてください。     3.コントロールパネルの言語設定が

NTPと同期してくれないときのトラブルシューティング

ラボ環境や検証環境だと、用意したNTPサーバーとESXi/VCSAが同期してくれないことがしばしばあると思います。 多くの場合はちょっとした設定の追加で解決できることが多いので、今回はその方法についてご説明します。 NTPサーバとの疎通確認 何はともあれ、まずはNTP側との疎通と動作確認が必要です。 以下のコマンドを実行してください。 ※ESXiにはntpdateコマンドはないのでスキップしてください。

Postmanを利用してAPIを便利に使う

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 はじめに vSphere API を例として、以下の方法を紹介します。 Postman に vSphere API を Import する Postman から vSphere API を実行する 実行した API のコードを取り出す(cURL and Python) Postman をインストール 何も難しいことはありません。 以下のサイトからダウンロードして、Installer を実行すればよいだけです。 https://www.postman.com/downloads/ Postman の利用にはアカウント登録が必要になるようです。Google アカウントを利用することもできますし、Postman 用にアカウントを作成しても構いません。 vSphere API の Spec ファイルを入手する 以下の github から入手できます。  https://github.com/vmware/vsphere-automation-sdk-rest/find/master 上記の4つのJsonファイルがありますので、それぞれを開きます。 開いたページで "Raw" のボタンがあるので、右クリックして "Save link as..." を選んで、PC にファイルとして保存します。 この4つのファイルが vSphere API の API Spec ファイルです。 Spec ファイルを Import する 保存したものを Postman に Import します。 左上の Import ボタンを押して、 ファイルをアップロードします。 すると、Postman の Collections のタブに Import した vSphere API が現れます。 これで Import 完了です。 Postman に vSphere 用の環境変数を登録して、API を実行する Postman に環境変数を登録しておくと非常に便利です。 毎回、IPアドレスや認証情報を入力しなくてすみます。 下図はvSphere API の Login を実施している様子です。 このまま Send ボタンを押してもリクエストは失敗します。 環境変数を設定することでリクエストが成功します。 上記の {{vc}} や、 {{user}} 、 {{passwor