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ESXiのシステムストレージのファイルシステムと物理パーティションとの関連を確認する方法

 普通にvSphere 環境を利用していて、ESXiのシステムストレージのパーティションに興味を持つことは少ないかもしれないが、過去にトラブルシューティングの際に、システムパーティションとファイルシステムの関連を確認する必要が発生し、その特定にてこずったことがある 今更ながら、その特定を非常に容易にできるコマンドがあることを知ったのでその備忘として投稿しておく。 ESXi システムストレージのファイルシステムを確認する これ自体は何も難しいことはなく、df コマンドで問題ない。 実際には、ESXiは物理ディスク上パーティションだけではなくRAM上にもファイルシステムをもっているが、今回の目的ではdf で十分だ。 RAM Disk上のファイルシステムの状態を確認したい場合は、vdf コマンドや esxcli system visorfs rtardisk list が有効である。 物理パーティションを特定する df コマンドでファイルシステムのパスを確認したら以下のようにして物理パーティションとの紐づけを特定できる。 # vmkfstools -Ph /vmfs/volumes/BOOTBANK1 vfat-0.04 (Raw Major Version: 0) file system spanning 1 partitions. File system label (if any): BOOTBANK1 Mode: private Capacity 4 GB, 3.8 GB available, file block size 64 KB, max supported file size 0 bytes Disk Block Size: 512/0/0 UUID: 15e30a08-854e57b2-e7b7-5aa5c994032c Partitions spanned (on "disks"):         t10.ATA_____DELLBOSS_VD_____________________________8fb0fbf2faf7001000000000:5 Is Native Snapshot Capable: NO システムストレージの情報を一括で取得する。 一つずつ実施するのが面倒だ、という場合は以下のコマンド一発で終わらせるこ