SDDC Managerでvimを使う場合の小ネタ

概要

SDDC ManagerVIを使ってファイルを編集する際に、右クリックでコピペができない場合(insert VISUALとなる)の対処

  

背景

VCF on VxRail8.0.3008.0.310へのアップグレードをする際に以下のKBの事象に遭遇をした。

https://knowledge.broadcom.com/external/article/323978/troubleshooting-resolve-vxrail-upgrade-f.html

 

KBの対処の中でChecksumファイルを作成する必要があるが、viで作成しようとした際にSHA-265のコピペができなかった。


原因

SDDC Managerではデフォルトでvim でマウス操作が有効になっており、結果として右クリックに反応してペーストではなく、ビジュアルモードが起動していたためのようだ。

 参考:

https://knowledge.sakura.ad.jp/22465/
https://qiita.com/manabuishiirb/items/6fb8ff796d8e016f40c6

 

対処

上記参考ページでは.vimrc を作成/編集する方法が示されているが、実はvim起動中にコマンドモードにて、set mouse-=a として、マウスを無効化するだけでも良い。

ただし、vimを開きなおすとその設定は消えるため、恒久設定としたい場合は.vimrcのほうが良いと思われるが、SDDC Managerはアプライアンス製品のため、極力デフォルトからいじりたくないのと、SDDC Managervimを触るシチュエーションはそこまで多くないのでコマンドモードでのOne Timeの変更が便利と思う。

 

まとめ

SDDC Managervimはデフォルトではコピペができないのでコマンドモードでset mouse-=a とすればOK

なお、そもそものきっかけとなったKB手順は正確ではなく、実際にはchecksumファイルは自動作成であったため、そもそもvim自体が不要だった。(ハマったステップがそもそもいらんかった)

 

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