Beacon Probing についてのメモ
概要 Beacon Probing についての相談があったので、調べた内容をメモ。 基本的には利用は避けるべきと判断しています。 Beacon Probing ってなんだっけ? Beacon Probing は仮想スイッチの Uplink のリンク障害検知手法の一つです。 https://techdocs.broadcom.com/us/en/vmware-cis/vsphere/vsphere/8-0/vsphere-networking-8-0/networking-policies/teaming-and-failover-policy.html デフォルトは Link Status Only となっており、いわゆる物理ポートの Up/Down でのみ判断をする方法です。 ただしこの方法だと直接接続のスイッチ( TOR )との Link 状態しかわからないため、 TOR スイッチと上位スイッチとのリンク障害時にはなにもできないため、 そのための対策として Beacon Probing という機能があります。 What is beacon probing? Beacom Probing はその仕様上、ドキュメントにもある通り、 3 ポート以上でないと想定通りの動作となりません。 かつ、 TOR スイッチがそもそも冗長化されていない場合や、複数の TOR スイッチが論理スイッチ構成( Stack や vPC 、 VLT など)をとっている場合は不要です。 Beacon Probing を検討する際の注意事項 ビーコン検知は 3 ポート /3 switch 以上の構成を想定してデザインされていますので、 2 ポート /2 スイッチでは普通は利用されません。(下記 KB 参照) What is beacon probing? 一応 2 ポート以下でも設定することは可能ではありますが、以下のドキュメントにもある通り、 2 ポート以下での利用は不安定な動作を誘発する可能性があり、単純な Link Down にとどまらず Flapping などのさらなる悪質な障害につながる恐れがあるため、 L...