NSX-V環境でvSphere 6.x (PSCあり)から7.0 (PSCなし)にUpgradeする際の注意事項

 事象

VxRail環境など、vSphere 6.x で VCSAとPSCが存在している環境から、vSphere 7.x (PSC無し)にUpgradeした後に、No NSX Manager Available が表示される


 



また、NSX Manager GUI においても、vCenter/Lookup Serviceとの接続がDisconnected となる

原因

NSX Manager では、Lookup Service と vCenterを別々に登録する必要があり、外部PSC環境においては Lookup Service URL には PSCのFQDNを入力し、vCenter URL には vCenter Server の FQDN を入力する。

vSphere 7.0 にUpgradeすると、PSCがなくなりVCSAだけになるため、NSX Manager の Lookup Service の URL を VCSA の FQDN に書き直す必要がある。


 

 

対処

NSX Manager GUI の Edit から Lookup Service URL を編集して PSC から VCSAに書き直せばよい。

修正してから、 NSX Manager / vSphere Client の表示が正常になるまで 5~10分程度かかる場合があるため、Logout/Login などをして待つ。

 

 

 

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