DCUI から管理ネットワーク設定を編集しない方が良い場合について

 事象

DCUIの機能で管理ネットワーク設定(IPやVLANなど)を設定した後に、サービスリスタートをして再度最初の画面を見てみたら設定が反映されていない、ということがある。




あれれ?とおもって再度設定をしたら、なんだかわけのわからない状態になってしまったということがある。


原因

どうやら、管理ポートのタグを付与されているvmk ポートが複数ある場合、サービス再起動によってDCUIで管理されるポートがトグルされるらしい。

つまり、vmk0とvmk2にManagement Tagがつけられているとして、デフォルトの段階ではvmk0の情報がDCUI上に表示され編集が可能であるが、サービス再起動によってvmk2が管理対象に変わってしまうため、DCUI上でvmk2の情報が表示されるために、設定が反映されていないように見えてしまうということ。

そのため、再設定をした際に想定外の動作や挙動となることがある。



結論

初期設定時などの場合、DCUIからの編集は便利ではあるが、上記のような挙動によって問題を引き起こす場合があるため、ネットワーク設定はesxcli から実施する方が無難。

DCUIから実施する際も、確認作業はesxcli で実施したほうが良い。





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