Nutanix AHV から VMware vSAN 環境への移行に関するメモ
調査目的
vSphere 環境からNutanix AHV への移行は Nutanix Move を使うことで簡易化ができる(ダウンタイムは必要)
逆に、AHVからvSphere/vSAN 環境に移行したい場合はどうなるのか?
調査結果
調査といってもググっただけだが以下のことが分かった。
実際にラボで試したわけではないので確認が不足しているかもしれない点はご容赦ください。(そもそもメモなので)
・少なくとも無償のツールやサービスの範囲では、Nutanix Move 相当の機能を持つものは存在しない。
・CLIを使った手動の方法によって、仮想ディスク単位で変換をすることは可能
・変換後の仮想ディスクはVMDKファイルであり、そのままvSANにコピーすることはできないため、いったんVMFS環境に保存したのちにvSAN DataStoreに移動する必要がある。
・ベンダーやSIerが提供する有償サービスで可能な場合も考えられる。
以上のことから、vSphere/vSANからNutanix AHVに移行するのは簡単だが、出すのは非常に面倒でハードルが高いことが分かる。
入れるのがいいが出すのが難しい、という特徴は一部のクラウドサービスでも同様であり、オンプレ回帰と呼ばれるモーメンタムを生む一因にもなっている。
Nutanix の場合はクラウドサービスのように思ったよりコスト高になったり、障害時の対応に不満が残る、といった追加のデメリットはない(妄想)とおもうが、出し入れが容易に越したことはない。
ベンダやSIerが提供するData Migrationの有償サービスにおいても、私が調べたベンダに関しては、Hyper-VとvSphere間での移行は提供していたが、AHVは含まれていなかった。
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